■  技術・家庭

 

 新学習指導要領について  Q&A

Q1: 融合(複合)題材というのは新学習指導要領の趣旨から考えると「?」 「題材」というように一元化すべきではないか

   A:その通り

    【説明】 融合とか複合といった考え方は題材が先にありますね。どんな力を生徒に身につけ
        させたいのかを明確にすることが大切ですね。
         考え方としては、、「題材」というより「テーマ」ととらえた方が新学習指導要領の趣旨
        に合うと思います。

 

Q2: Bの内容は「幼児」のはず、「乳児」について扱うのかどうか?

   A:基本的には扱いません

    【説明】 中学生の発達段階から考えると保育の学習では「育てる」のではなく、「自分がどう
        育てられたのか」という学習を通して自己理解をする学習が中心ですね。
         「親子の関わり」を学習する場合は総合的な学習の時間で扱うこともできるし、選択
        教科で扱うこともなんとか可能ですね。

 

Q3: 「育ちのアルバム」「私の生い立ち」という題材は、個人のプライバシーまでも係わるが適切な題材なのか

   A:個人情報として十分な理解が必要な題材

    【説明】 各生徒(家庭)の実態を配慮して、「物語」を扱うこともできます。
          幼児のことについて深く学習するのではなく、そういう時代もあったという扱いでもよ
        いのでは?

 

Q4: 地域の産物として「牡蠣」を題材として扱ってもよいものかどうか?

   A:どちらかといえば「総合的な学習の時間」で扱うべきものですね

    【説明】 選択教科と総合的な学習の時間の違いを明確にして指導することが、、今求められ
        ています。
          Q1にもありましたが、「何を扱うか?」が先にくるのではないですね。

 

Q5: 家庭分野Bについての扱いはどのようにするとよいのか 特に、(1)(2)(3)は連続性があるのか?

   A:順序性はありますね 

   【説明】 (1)は(2)の導入的内容として位置づけてあると考えるといいと思います。

         (5)の保育所等の訪問は(2)として明記できません。 なぜなら、全国の中学校が全
        て保育所(幼稚園)訪問をしなければならなくなります。
          しかし、(2)の中でやってはいけないということはありませんね。
         (4)については、(1)(2)等より前に位置づけると、知識注入の授業に陥りやすくなる
        傾向があると思います。
         A(3)と関連づけて指導した方がよいのではないでしょうかね。
         いずれにしても、生徒の意識の流れを大切にした授業を組み立てることが重要ですね。

 

Q6: 現行の内容から考えるとBから始めたいが、A(1)(2)の位置づけの意図は?

   A:「中学生として、何をどのように食べるのか」が大切

   【説明】 社会、こどもたちの状況から一度 A(1)(2)を位置づけた理由を考えてみてください。
         入学と同時に学習させたい内容と思います。「体をつくることの大切さを中学入学と同
       時に理解させたい。
         そう願っています。絶対ではありませんが、意図はご理解ください。

 

Q7: Webページと正確に使用することについて

   A:ホームページというのは日本だけ

    【説明】 コンピュータの働き等を学習内容に取り入れる教科として正確に使用することは必然
        ですね。
          ここでも、、Webページと正しく使用しています。

 

Q8: 個に応じた作品づくり?

   A:画一的な題材、指導方法をしてきてしまったという課題があります

     【説明】 子どもが係わる生活で今考えるべきこととして、個に応じた作品となる指導方法を工
         夫してほしいと思います。Q1にあるように、テーマとして考えると幅はひろがりますね。

 

Q9: 技術分野のA(4)では電動機器を扱わなくてもよいか?

   A:電動機器を扱わない作品製作はありませんね

     【説明】 一連の製作工程の中で電動機器を扱って製作することを考えてください。

 

 

Q10: 地域人材の活用の在り方について

   A:何でもいいから地域人材を活用というのは意味がありませんね

     【説明】 流行だから、どこかの授業でやっていたから」というのでは、、折角来ていただく方
         にも申し訳ないですね。
           「授業のどの場面で」、「どのような意図」で活用するのかポイントを絞っていくこと
          が大切ですね。
           ただ、、特に安全指導が大きく関わる場面での活用は回避していただきたいと思
          います。

 

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