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グループ名 | 家庭部会 「普通教育検討委員会」 | ||||||||||
研究テーマ | 普通教育における家庭科教育活性化に向けての資料作成について | ||||||||||
【研究の目的】 |
平成15年度の入学生より新学習指導要領がスタートして今年で4年目を迎えた。普通教 育における家庭科教育活性化に向けて、県内の「家庭総合」及び「家庭基礎」履修校の教師 と生徒にアンケート調査を行った。アンケートを通して、新指導要領への対応の状況を把握 し、今後の家庭科教育のあり方を探り、課題や問題点を考える。 |
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【研究方法】 | 「家庭総合」及び「家庭基礎」履修校の教師と生徒にアンケート調査を行った。 (1)教師を対象としたアンケートの結果と考察 【調査対象】 県内高等学校〔公立72校、私立13校(共学82校、男子校1校、女子校2校)〕 (2)生徒を対象としたアンケートの結果と考察 【調査人数】 1校につき80名程度の男女1,779名(男763名、女1,016名) ・「家庭総合」12校(864名) ・「家庭基礎」13校(915名) |
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【研究内容】 |
家庭科教育先進県の現状を調査し、教師と生徒対象のアンケート調査及びその分析結果か ら今後の家庭科教育のあり方を探る資料を作成する。 ・普通教育先進県の視察と研修 ・教師を対象としたアンケートの結果と考察 ・生徒を対象としたアンケートの結果と考察 ・今後の普通教育における家庭科教育の活性化を図る |
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【研究成果】 | ○家庭科の先進県である神奈川県の神奈川県立横浜翆嵐高等学校、神奈川県立光陵高等学校 を視察して「日本の食文化」「エプロン製作」の授業参観をし、実習を大切にしている授 業を再確認した。 アンケート調査分析の結果 ○家庭科の単位数減少という大きな変化の中で、各教員が1時間1時間の授業をより充実さ せたいという高い意識を持ち、指導内容・指導法を見直し、積極的に教材研究を行ってい る。 ○生徒が意欲的に取り組める学習方法として@実験・実習・体験Aビデオ視聴Bプリント学 習であった。家庭科を学んで生活に必要な知識や技術が身につき自立するための自信がつ いたという感想が多かった。これは家庭科が、生活の事実認識だけでなく生活の根底にあ る科学的な原理原則に基づいた教科であるという認識が高まっていると考える。 ○課題として指導内容の精選を図るとともに指導法や教材開発(短時間でできる実験実習) 等、授業作りの工夫をするとよい。また、他校の教員との情報交換を積極的に行うことや 地区別分科会をはじめとし、他の研究委員会から出されている研究内容を有効に活用する などの取り組みを行うことが大切であると考えた。 |
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【研究成果の 普及方法 普及計画】 |
・まとめの冊子を作成し、高教研家庭部会の研究大会で会員全員に配付し報告する。 | ||||||||||
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