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グループ名 | 岐阜県体育研究サークル | ||||||||||
研究テーマ | 仲間と共に生き生きと取り組む体育学習 〜バスケットボールのみちすじに応じた指導のあり方を求めて〜 |
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【研究の目的】 | バスケットボールという種目は、非常に特殊で指導しにくいという話を私は、いくつかの 研究会に参加させていただく中で耳にしたことがある。確かにバスケットボールは、私自身 も中学校、高等学校、大学と経験をしてきたけれども、いまだに指導する際に難しく分から ないと思い、悩むことが多い。また、審判の仕方についても非常に分かりにくく、どこまで を体育の授業において取り上げていのかが分からないということが多い。バスケットボール を経験してきた私でさえ、分からないことがあるのだから、きっとバスケットボールの経験 のない方にとっては、非常に指導しづらいだろうと思う。だから、できるだけ分かるように 細かく説明内容を記したり、図を入れたりして手引き書としてまとめようとしたものである。 |
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【研究方法】 | この手引き書をまとめるにあたっては、学年ごとに分けてあるのではなく、先生方の目の 前にいる生徒の姿を段階別の様相としてとらえ、それらの様相に応じて、本時のねらい、指 導目標、技術ポイント、練習方法、指導の留意点をどのように考えて、生徒へ示していくの かということを分かりやすくまとめた。 私自身も、手引き書としてまとめるのは2度目であるが、作り直すたびに「次はここをこ うしよう。」とか「あそこは、こう指導した方がよかったなあ。」とか常に反省をしながら、 よりよいものにしていこうと考えているので、この指導書をもとにして、各学校の先生方に も実践していただきながら、その結果を生徒のノートやゲーム記録などでいただき、改訂を してまとめていこうとした。 |
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【研究内容】 | 手引書の原稿を年度当初に作成し、その手引書を研究の仮説として考える。そして、この 原稿をいくつかの学校の先生方にお渡しをして、1年間を通じて実践された結果(生徒のノ ートやゲーム記録によるデータなど)を元にして、原稿を改訂し、より使いやすい手引書と して製本していく。 |
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【研究成果】 | 従来は、学年別男女別の手引書であったけれども、実際に小学校の頃やっていた生徒かど うかということでも、生徒のゲームでの様相は変化をしてくる。したがって、学年別の手引 書よりも、ゲームでの様相を段階別にして作成した手引書は、学年、性別関係なく使用でき るので、使用しやすいという声を、使用していただいた先生方からいただいた。 今年度、実践をした分をまとめるにあたって、以前から中体研の方で曖昧であった全員攻 防の様相をゾーンディフェンスとつなげてとらえるということを明確にすることができた。 以前までは、全員攻防からゾーンディフェンスへのつなぎ方が不明確であったけれども、そ のつなぎとして、みんなで守る様相とゾーンディフェンスとを一緒に考えて指導していくこ とを明らかにしたことが、今年度の一番の成果である。 |
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【研究成果の 普及方法 普及計画】 |
・今年度から立ち上げる中学校体育研究部会のホームページに載せる。 ・手引書を製本し、岐阜県内全ての中学校へ配布する。 |
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