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グループ名 | 大垣東小中算数・数学研究会 | ||||||||||
研究テーマ | 数学的な考え方のよさに気付き,自ら課題を追究し,解決できる児童生徒の育成 | ||||||||||
【研究の目的】 | 大垣東小中学校算数・数学部会は、自主研として数学的な見方や考え方を育成し、基礎・ 基本を身に付け、それを活用する力を児童生徒につけていこうと考えた。 東小中学校では、小中9年間を一貫した「4・3・2制」の教育課程を通して、児童生徒 に確かな学力と豊かな心をはぐくむ指導をしている。教科指導では、確かな学力をはぐくむ ために、児童生徒が自ら学び考える力を身に付けることをめざし、「小中一貫した指導計画 や学び方の系統図の作成・改善」「学習過程や指導方法の工夫」を行っている。 そこで、算数・数学の基礎・基本が定着し、その身に付けた基礎・基本をもとに活用する 力こそが数学的な見方や考え方を高める力であり、その力を育てることが大切であると考え、 上記の研究テーマを設定した。 |
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【研究方法】 | 研究仮説『発達段階に即して基礎・基本の定着を図り、個に応じた数学的な見方や考え方 の指導援助を明確にした学習過程を工夫すれば、自ら課題を追究し、解決できる児童生徒が 育つであろう。』の検証のため、会員全員で授業実践を行い、研究討議で成果と課題を明ら かにする。 |
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【研究内容】 | 1 小中一貫した指導計画の作成・改善 2 学ぶ意欲を高め、一人一人に応じた学習過程や指導援助の工夫 |
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【研究成果】 | 研究内容1にかかわって ○『小中全学年を見通した〔算数・数学科〕カリキュラム概要』を作成したことにより、児 童生徒に身に付いているべき基礎・基本が、どの学年のどの単元で指導されているのかが 明らかになって事前の準備テストに生かしたり、単元指導計画を作成するうえで小中の関 連が分かって、見通しをもって指導に取り組めたりした。 ○「数学的な見方・考え方」を大切に指導してきたことで、児童生徒は既習内容を用いて課 題解決に向け意欲的に取り組むことができるようになった。 研究内容2にかかわって ○単位時間の授業の流れをパターン化させ、繰り返し指導し、学び方を身に付けていくよう にしたことで、児童生徒は見通しをもって授業に取り組むことができるようになった。 ○児童生徒の実態に合わせて、素材やその提示の仕方を工夫したり、見通しをもつ場を位置 付けたり、筋道立てて表現する場を工夫したりしたことで、学ぶ意欲を高めることができ た。 ○『小中一貫教育における算数・数学科「学び方」と児童生徒の具体的な姿』を活用しなが ら、児童生徒の様相や発言を高めていったことで、練り合いが活発になり「数学的な見方 ・考え方」を養うことにつながった。 |
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【研究成果の 普及方法 普及計画】 |
・研究のまとめと指導案集の作成(研究成果報告書) | ||||||||||
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