Group 8 | 研究一覧へ | ||||||||||
グループ名 | 国語力を育てる会 | ||||||||||
研究テーマ | 各教科を貫く国語力の育成 −国語の授業を核として− | ||||||||||
【研究の目的】 | 合渡小学校の各教科・領域における子どもの実態として、文章を読み理解することや自分 の考えを堂々と話すことに弱さがあることが挙げられる。例えば、 @計算の技能は身に付いているのに文章題に苦手意識を持っていること A道徳の時間に主人公の心情が考えられても自信を持って表現できないこと などである。 一方、文化審議会答申「これからの時代に求められる国語力について」(平成16年2月) 及び「文字・活字文化振興法」(平成17年7月)の趣旨を今日的な課題として本校なりに 受け止めた。すなわち、日常の言語生活に生きる国語力を付けることは、授業のみならず日々の生活で自信を持って生き生きと学ぶ子どもの育成につながると考え研究を立ち上げた。 |
||||||||||
【研究方法】 | ◇国語の授業研究… ◇「話す・聞く」… 指導研究 ◇教職員の指導力… 向上を図る 職員研修 |
・グループの構成員(1年担任〜6年担任)が研究内容の究明を目 的とした研究授業を行う。 ・研究内容について子どもの姿で検証する。 ・明らかになった内容について職員会等で報告する。 ・構成員が取り組み、有効であることが明らかになった「話す・聞 く」の指導法や、高まった児童の変容を職員会で報告する。 ・国語力向上について先進的に研究を進めている学校の授業を参観 し指導に生かす。 ・教科書掲載の物語の原作者の講演会に参加し、執筆意図や作品に 対する考えを学ぶ。 ・教材に対する理解や音読指導に生かすため、著名な講師を招いて 朗読の実技研修を行う。 |
|||||||||
【研究内容】 | 《(1)読む力
(2)書く力(3)言語力》を育むために、次の点について明らかにしようと研究を進めた。 @読み取るための根拠となることばや表現に着目させるための手だて (一人読みノート・板書・掲示物) A児童の実態に応じて書く力をつけるための手だて ( 学年間の系統性・まとめの文への評価規準・個への具体的な支援) Bことばの力をつけるための手だて (辞書の活用・ことば遊び・深めの発問) |
||||||||||
【研究成果】 | @について ・子どもの意欲や意識を大切にして、ことばの力をつける手だてが明らかになった。 ・読み取る中で、ことばを正しく獲得し、ことばの意味を深め広げる授業の大切さが明確 になった。 Aについて ・本文のことばや文を根拠とし、読み取ったことを一人読みノ−トに構造的にまとめる力 が付いた。 ・教師自身が「究極の一人読みノ−トは板書である」という考えを持ち、教材研究を深め て板書計画を立てることができた。 Bについて ・書けない子への具体的な支援が明らかになった。 ・まとめの文の評価規準や具体例を明らかにし、論理的に書かせる指導をめざした。 |
||||||||||
【研究成果の 普及方法 普及計画】 |
・校内の主題研究テ−マ「読み取ったことを生き生きと伝え、仲間と共に読みを深める授業 の創造」のバックボ−ンとなる理論・識見を提示する。 ・校区の保育園・幼稚園・中学校に対して、地域の宝としての児童の姿を通して実践の歩み を提示する。地域・保護者に対して自身と誇りに結ぶ言語活動を通して、活力ある学校・ 確かな学力の定着の負託にこたえる。 ・研究冊子を作成し本校の主題研究に携わった職員に配布する。継続して国語力を付けるた めの指導に生かす。他校や教育委員会に配布して今後の実践のご指導を受ける。 |
||||||||||
研究一覧へ |