おぜキングについて
これは作品ではありません。私です。変な格好をしていますが、これは中央ジャワのベスカップという結婚式やガムランの演奏などに着る正装です。自分ではなかなか似合っていると思っています。     
  「おぜキング」というのは私の正式な名前ではありません。雅号でもありません。単にジャカルタ日本人学校の生徒や先生達にそう呼ばれているからです。本名は 尾関  なのです。何でキングというのか私にはわかりませんが、某先生が授業で言ったのが始まりといううわさです。     
海外日本人学校の美術教師として
  海外の日本人学校でやりたかったことの一つに現地素材の教材化がありました。     
ここジャカルタの日本人学校でも、私が来たときは校舎が移転されたばかりで教材も日本から輸入しているものがほとんどでした。      
  せっかく海外という特殊な環境に学習しているのだから、ここインドネシアでしか体験できないようなインドネシアの伝統的な美術工芸を教えたいと思いました。     
  ご存じの通り、インドネシアは非常に古くから伝統のある国です。そして近代化されてきた現在でもその伝統を受け継ぎ守っていく姿が、各所で見られます。     
  そんなインドネシアの美術を一つでも多く教材化できたら、という思い出この2年半模索してきました。     
  またジャカルタはいま経済危機の影響で、日本人学校の生徒数も減りました。教材費のことも考えると、素材は100パーセントインドネシアのものを使うことが望ましいです。日本では教育教材を専門に扱う業者がいて、ある意味では便利です。しかし発想を転換すれば、ここインドネシアでも教材にできるような素材はいっぱいあります。逆に発想豊かに教材開発ができそうです。       

  このホームページは、この2年半の美術実践をまとめここでこれから学ぶ児童生徒たちや、ここで教えることになる先生たちの助けになればという思いで作りました。不充分な点や独りよがりの点が多々あると思いますがご了承下さい。     
  この場を借りて現地のローカルスタッフのみなさんや同僚の先生に感謝を述べたいと思います。
 

ジャカルタでの作品集

   ここに紹介した作品は、授業のために作った資料や現地日本人会のための小雑誌の表紙のためにかかれたものが中心です。
  作品を写真にしたものとスキャナーでとったものの上ファイルを小さくしてありますので、ディテールや色、タッチなと実物とは違ってしまったものがほとんどです。雰囲気だけは伝わるのではないでしょうか。
 
 

現地日本人会月刊誌ブリタ ジャカルタ表紙から
学校周辺風景画
そのほか
ゴム版画
 
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