☆対象

 

高学年 (小学校6年生)     学級活動 45分

☆願い



 

ライアン君が、エイズという病気に負けないで力一杯生きている姿を知るとともに、困難にぶつかってもあきらめないで努力し続けた人々の作品を読もうとすることができる。

☆作品名





 

◎「エイズと闘った少年の記録」  (ライアン・ホワイト
                  アン・マリー・カニンガム著 ポプラ社)    ○「ぼくはジョナサン エイズなの」 (ジョナサン・スウエイン
                 シャロン・シーリング 著  大月書店) 
○「鈴の鳴る道」「かぎりなくやさしい花々」(星野富弘 著  偕成社) 

☆学習活動
























 

活動の流れ

留意点

1.         ライアン君の紹介を聞き、感じたこ  とを交流する。

    ライアン君はつらかったのだろうな。

    差別することはよくないな。

    みんなもエイズがうつされるか心配だったのだな。

 

2.         ライアン君の気持ちを考え、自分たちにできることは何か交流する。

    「帰れ、バイキン野郎」と言われた時のライアン君の気持ち 

    ココモの人々たちの間ではなぜこのような偏見が生じてしまったのか。

    自分たちのクラスにライアン君が転校してきたら、どのようにしたらよいのか。

    シセロの町で、温かく迎えられたライアン君の気持ち

    困難にぶつかってもあきらめなかったライアン君のすばらしさ

 

3.         病気やけがなど、困難にぶつかっても、負けないで努力し続けた方々の作品の紹介を教師から聞く。

 

       朝の会などの時間に、教師が前もって読み聞かせを行い、ライアンが差別されていたことを押さえておいたり、エイズという病気の恐ろしさを保健の授業で学習したりしておく。

 

       長い入院生活を経て久しぶりに登校したライアン君にプラカードを作って迎えるとしたら、どんな言葉を書くのか発表した後、ココモという町ではひどい差別を受けたことを伝える。

 

       エイズの感染経路や、どうすれば感染しないのかをきちんと押さえる。

 

 

 

 

       学級文庫に児童に薦めたい本を置き、いつでも手に取って読めるようにしておく。