俵小学校と交流しよう


日 時:平成12年11月6日(月)
場 所:岩滝小学校ホール
授業者:全職員

1 テーマ「俵小学校と交流しよう」 −TV会議システムを生かして−

2 願う姿
■双方向性など、TV会議システムのよさを生かして、積極的に他の学校と交流しようとする。
■自分の思いや考えを持ち、相手に伝わるように、自分なりの方法で表現することができる。
■他の学校地域との交流を調べ学習等に生かし、自分たちの学校地域の再発見をすることができる。

3 これまでの流れと児童の実態
 TV会議システムを使っての交流は、昨年度の5、6年生が佐渡島と交流したのをはじめに、今年10月のオープニングセレモニー、そして今回と3度目である。オープニングセレモニーでは、1〜5年生ははじめての体験であったが、6年生は昨年度の経験を生かして、クイズや手品など、双方向性のある学校紹介の内容を考えることができた。現在のシステムを使っての交流は、このときが初めてであり、子どもたちも緊張してむかったが、東山中学校のVTRを見た6年生の子が、「早く中学校へ行きたくなった。」と感想を持ったり、「大きな学校では、たくさんの人数でどんなふうに授業が進められているのか見てみたい。」と夢を持つ子もあり、このTV会議システムのよさ、おもしろさをたくさんの子が感じることができた。
 そこで、今回は、山に囲まれた岩滝とは違う環境の奄美大島俵小学校との交流をすることで、さらにこのシステムを積極的に活用していこうという意欲を持たせたい。そして、この交流をするなかで、相手にうまく自分の思いを伝えるためにはどうしたらよいかを考えさせることで、表現力をさらに高めたいと考えている。また、本校は全校児童数31人という少人数であること、俵小学校との交流は今回が初めてということで、全校で学校紹介に取り組むことにした。
 本時の学校紹介については、奄美大島の位置や気候など簡単に学習してから内容を考えさせた。地域が全然違うということを予想しながら紹介を聞いたほうが、感想や質問がしやすいと考えたからである。また、その場で答えられないような質問については、次の交流の機会に答えられるように、調べ学習を進めるなどしていきたい。今後は、各学級ごとの交流になってもよいと思う。
 TV会議システムというと難しいものに考えがちだが、子どもたちは経験していくごとに慣れ、このシステムのよさを感じることができる。そこで、これからも交流する機会を多くつくり、このシステムを身近なものにしていきたい。

4 本時のねらい
■全校で取り組むことにより、どの子もTV会議システムでの交流の仕方について理解することができる。
■相手の反応を見ながら、岩滝の様子がよく伝わるように学校紹介をすることができる。
■俵小学校(奄美大島)との交流を通して、違う地域の環境やくらし、学校の取り組み等を知り、今後の交流への意欲を持つことができる。

5 展開案
1 両校の学校長あいさつ ・TV会議システムの特徴を生かして、クイズなど、双方向性を持たせた学校紹介になるよう事前指導して おく。
・機器操作については、技術を学ばせるため児童に担当させるが、補助として教師がつき、助言する。
・ビデオカメラに向かって話すが、その向こうに相手がいることを意識させる。
2 児童による学校紹介
(1)あいさつ
(2)岐阜県、高山市の紹介(3、4年生)
(3)岩滝地区の紹介(1、2、5、6年生)
 ・岩滝地区の自然の様子
 ・学校での取り組み紹介
 ・学校行事の紹介
(4)終わりの言葉
・自分たちの住んでいるところや学校の様子などと比べながら聞くようにさせる。
3 感想や、簡単な質問の交流
・相手の学校や地域の様子がよくわかった。
・クイズに答えてくれたり、反応がわかって、楽しかった。
・これからもTV会議をどんどんやりたい。
・すぐに答えられないような質問については、後日とりまとめて相手校に送り、これからの交流に生かす。

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