事業目的

次世代ITを活用した未来型教育研究開発事業(事業目的)


◎ミレニアム・プロジェクト

・2001年度までに、全ての公立小中高等学校等がインターネットに接続でき、すべての公立学校教員がコンピュータの活用能力を身につけられるようにする。さらに、2002年度には、我が国の教育の情報化の進展状況を、国際的な水準の視点から総合的に点検するとともに、その成果の国民への周知を図るため、国内外の子供たちの幅広い参加による、インターネットを活用したフェスティバルを開催する。
2005年度を目標に、全ての小中高等学校等からインターネットにアクセスでき、全ての学級のあらゆる授業において教員及び生徒がコンピュータを活用できる環境を整備する。

◎文部省より

1.事業の概要
 「全ての学校のあらゆる授業でコンピュータを活用」するため,次世代IT(高速広域回線網などの最先端の情報技術)を活用して1500校がインターネットに高速接続し,教育方法等の研究開発を行う。
2.事業の連携
 郵政省(情報通信技術に関する研究)と文部省(インターネットの教育利用に関する研究)との連携事業。
3.事業実施の仕組み
 両省に措置された予算は,通信・放送機構に委託・出資され,研究に必要な設備の導入,ネットワーク回線の確保等,必要な費用に充てられる。
4.研究期間
 研究期間は,平成13年度から平成15年度とする。平成12年度については,研究に必要な環境整備を行う。教育方法等の研究開発の開始は2学期以降を予定。

◎岐阜県の事業実施(予定)

◎「わかる授業・楽しい授業への挑戦」

◎岐阜県における研究計画の概要

1 研究主題
 教育用コンテンツを活用した「わかる授業、楽しい授業」への挑戦

2 研究内容
(1)地域素材のVODデータベースの構築
 本事業参加校による、各地の特色ある学習教材(文化、伝統的産業、地理、史跡、動植物 等)を各学校で画像化・動画化するとともに、データベース化する。

(2)「わかる授業、楽しい授業」の実施
・教育用コンテンツ(岐阜大学や総合教育センター保有、及び本事業で各学校が開発する地域の特色ある教材)を日常の教育活動において活用し、「分かる授業、楽しい授業」を実施する。
・個の能力や特性に応じた指導を行うため、深化・補充用の教材を準備し、基礎学力の定着や発展的な学習を可能にする。

(3)高速大容量回線を用いた学校間等の連携
・各学校において行われる特色ある授業をTV会議システムを活用して交流し、同校種間や異校種間における授業を中心とした学校間交流を行う。
・双方向TV会議システムを活用した複数学校間の「研究授業」「研究会」を実施し、教員の資質向上を図る。
・「総合的な学習の時間」においては、インターネット等の情報機器の活用が有効な課題解決手段となる。それぞれの児童生徒がインターネットを活用し、情報の収集・創造・発信活動を行って課題を適切に解決するとともに、その成果をホームページで発信する。