研究の概要 本研究の目的は,生徒が製作を通して環境について考え,時代の変化に対応し,生活を工夫し創造する力を育てる指導の在り方を明らかにすることにある。そのために,技術・家庭科における環境教育の視点を明らかにした題材の開発や,それにかかわる指導計画の立案を行い,授業実践を行った。また,新学習指導要領の実施へ向けて各領域との関連を図りながら,3年間を見通した技術・家庭科における環境教育について研究を深めた。 |
環境教育の視点から,指導内容の精選及び題材の開発を行い,資源の有効活用や環境と私たちの生活について考える実践的・体験的な学習活動を行えば,自分のまわりの環境を見直し生活を工夫し創造する力を育てることができる。 |
生徒の感想 家の蛍光灯はスイッチを入れれば,あたり前に点灯すると思っていたけど,今日の授業で本当は電気を発電所から家まで送ってくることは,とても大変なことだということが分かった。化石エネルギーが数年後はなくなってしまうことを知ってびっくりしたし,電気を無駄づかいしたらいけないと思った。私は,節電に気を付けて生活したいし,これからの授業で太陽エネルギーについて調べてみたいと思った。 |
生徒の感想 アルミニウムの流し込みは素早くやらないと,すぐに固まってしまうので難しかった。 でもいつもは硬い状態のアルミニウムがどろ どろに溶けているのには驚いた。缶と違うものにリサイクルできたので良かった。今後は缶の分別回収を心がけたいと思ったし,空き缶のポイ捨てなんてもっての他だと思った。 |
生徒の感想 今日の「生ゴミ肥料」は,見た目は悪いけ ど予想と違って臭くなかった。これで,野菜が 大きく育つといいし,自然のものからできた 肥料だから,おいしい野菜になると思う。 生ゴミを使って肥料を作ったのは初めてだ けど,こういうのが広まると,もっとゴミは 減るし,環境にもいいと思います。家でもで きそうなのでやれるといいと思いました。 |