中学部1−3のガムラン紹介       

私たち1−3は文化祭で中部ジャワに伝わるジャワのガムランを演奏しました。このページでは,このガムランについて紹介したいと思います。

 


      上のイラストをクリックしてください。私たちが文化祭で演奏した曲「ランチャラン スエ オラ ジャムウ」を聞くことができます。


                         
      練習風景です。中央がガムランの                 学校の正面玄関での記念写真です。
      先生ガトッ先生です。 
ジャワガムランについて

体育館での発表のようす
 打楽器を主とするインドネシア独自の合奏音楽やその楽器編成のことをガムラン(gameran)といいます。代表的なものには,ジャワ島のソロ(スラカルタ)やジョグジャカルタの両王家に伝わるジャワガムランと,王家の手から放れて一般の村民の間で行われるバリ島のガムランなどがあります。                                       
 起源についてははっきりしていませんが,竹筒などの打楽器を愛好していた民族が金属の利用を知って,現在のような青銅楽器を作るようになったと考えられています。ゴン系の楽器は8−9世紀頃作られ,16世紀頃には今のガムランの原型ができたと考えられています。                                     
 ガムランは,王家や寺院の式典のほかにラマヤナなどの舞踏,ワヤンと呼れる人形を使った影絵芝居の伴奏に使われます。                          
 私たちが今回合奏したのは,ジョグジャの王家に伝わるジャワガムランです。                                       
演奏した曲は,3曲で,いずれもLancaran(ランチャラン)と呼ばれる種類の曲です。このランチャランは,お客様が来たときに,歓迎するために演奏される曲です。吹き込まれているのは 「ランチャラン スエ オラ ジャムウ」で,歌の歌詞はインドネシア語ではなく,ジャワ語です。                                                
                                                   
 
ジャワガムランの楽器紹介
ボナン ブサール   

 何種類かの打ち方があり,私は2種類おぼえました。         
簡単なのは,みんなからワンテンポずらして一回づつ打つ方法です。難しいやり方は,左手と右手の打ち方を変え,さらに早いテンポで打つ方法です。

ボナン プヌルス   

 やっているうち,だんだん楽しくなり,本番の時は衣装もガムランも最高で楽しく感じました。         
 他の楽器とはワンテンポ遅れて打ちます。点対称に並んでいる同じ音階を,他の楽器が2つ打つ間に3つ打ちます。他の楽器とは,ずれて演奏しなくてはならないのでたいへんでした。         
 ボナン ブサールより高い音がします。         
 「スエ オラ ジャムウ」が私は一番好きです。リズムが弾むようで楽しいし,歌詞も好きです。

ケトック クンピャン   

 演奏してみたらけっこう難しかったけど,とても楽しかった。         
音はやさしい響きがします。         
リズムをとるのがなかなか難しい楽器です。

クノン

 簡単でした。ハンマーのようなもので打ちます。      
 演奏してみて,他の楽器の音とのバランスが難しかったです。      

 
ゴン 

ガトッ先生(インドネシア人です)に教えてもらい,毎週手に汗をかきながら必死に練習しました。      
 この楽器は大きなドラがいっぱいついています。ゴーン ゴーンという音がします。それを,8のテンポのなかに,3 5 7 8 のリズムで音を入れていきます。      タイミングがとっても難しかったので苦労しました。      
 

グンデル   

 ガムランにふれたときは感動しました。「オー!この楽器を文化祭でやるのか。がんばるでー」と思いました。         
 練習の時は「こんな難しいのをやるのか」と思ったけれど,曲が合っていくうちに難しさを忘れて楽しさであふれた。         
 演奏の仕方は,同じ音階のところを両手で同時に打ちます。また両手をつかってアルペジオで演奏する方法もありけっこう難しかった。         
 よく響いてきれいな音がします。         
 リズムが狂いやすくて苦労しました。

スランタム  

 指で音を止めながら演奏します。グンデルよりも低い音でよく響きます。      演奏してみて,やっぱり音を止めるのがとってもムズカシイ。
グンデルよりも少し大きいばちでけっこう重い!何度もたたくとすごく腕が疲れました
ガムランにふれてとてもよい経験になったと思います。

ドゥモン   

ガムランにふれてめっちゃいい経験になりました。         
強くたたいてもだめ,弱くたたいてもだめというのが難しかった。

サロン   

 カン キン コンととても不思議な音がします。最初は難しいと思ったけど,やっていくと簡単でした。         
 金づちのようなもので一つ一つ音を止めながらたたきます。         
 みんなの音とそろわなくて大変でした。

パッキン   

 初めてガムランにふれて,はじめはどきどきしましたが,なれるとおもしろかったです。         
 先がとんがったハンマーのようなもので,サロンが一回打つ間に2回うちます。  カン コン キン コン という音がします。

クンダン   
          
 ガムランでは指揮者にあたるポジションです。一つのクンダンには両方にたたくところがあります。         
 2つの太鼓を交互にリズムよくたたきます。         
たとえば 「小 小 中 大 中 中 中」という具合です。         
 練習では手が痛くて困りました。
 
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