jissen06

7.実施した授業の概要(6)


1・2年生  生活科学習指導案

1.単元名 「しゅうかくだ おまつりだ」

2.指導の立場
(1)単元について
 この単元では、秋の自然からの収穫物を採取したり、地域の行事に関わって季節を実感することから始まる。そして、さらにそれを自分たちの活動の中に取り入れ、自分たちなりの秋祭りをしていくことに重点をおいている。
 坂内の秋の訪れは早く、10月に入るとすでに肌寒い日も多くなり、道々の木の葉は黄色くなり始めている。春には学校周辺の「春」を見つけに行ったが、そのころとはずいぶんと様相が異なってきている。草花も虫も春に見られたものとは違ったり、また同じものでも色や、形に違いが見られる。また、夏に聞こえたセミの声にかわり、こおろぎや、鈴虫の声が聞こえてくる。そうした坂内の自然、訪れた秋に目を向け、また家族や近所の人からインタビューしたりして、自分にとって新しい秋を発見していきたい。
 自分なりに秋を見つけたら、今度はそれを誰かに伝えることへと活動が広がる。坂内小学校では、大垣東小学校とマルチの交流をしており、この機会に互いの秋を発表し合い、その上でまた改めて自分たちの地域の秋を見なおすことができると思われる。そうした活動を通してさらに坂内の秋を実感していきたい。
(2)児童の実態
 1・2年生は1年生男子3人、女子1人、2年生男子2人女子1人の合計7人である。1学期の春見つけでは、学校の周辺に出て行き、タンポポで笛を作ってふいたり、ナズナで鈴を作ったりした。2年生は笛や鈴の作り方がわからずに困っている1年生に、「こうやって作るんだよ。」「作ってあげるよ。」といった言葉をかけて、みんなで楽しんで遊ぶことができた。またあざみをつんで教室に飾ったり、くまざさを手にして川に向かって投げたりして遊んだ。もちろん、あめんぼうやおたまじゃくしをつかまえたり、教室にイモリを持ってきたりと、自然物、生き物に興味をもって、遊んだり飼ったりといった活動を積極的に行ってきた。このように坂内小は複式学級であるがゆえに、自然に縦割り集団的な活動や、いたわり合う人間関係が生まれる良さがある。
 地域とのつながりについて考えてみると、坂内村は川上、広瀬、坂本、諸家の4地区からなる。1,2年の子ども達は広瀬以外の地区から通ってきており、自分の地域の祭りには特に積極的に参加している。地域ごとの祭りについて、お家の人にインタビューして意欲的に調べている。自分たちの祭りにつなげていけるように、今後の活動意欲を高めていきたい。
 また、地域的に人数が少ないので大勢の人前で話すことに慣れていない。一つの授業の中でおのおのが発表する機会は多くなるが、知らない人の前で話す機会が少ない。そのためそういう場に立ったときには極端に緊張してしまうことも考えられる。週に一回全校での「スピーチ朝会」では、2人ずつ日常にあったこと、思ったことを発表している。そこで話を聞き感想をもったり、また自分自身も全校の前で発表する機会をもち、表現力の育成を図っている。しかし同じ年頃の子たちとの交流がとても少なく、議論をして考えを深める機会はあまりない。そこで大垣東小学校とのマルチの交流で、表現力を養うとともに、自分の考えを深めていきたいと考える。

3.活動計画(全15時間)
jissen06-04.pdf

4.本時の目標
<坂内小>
・秋見つけで見つけたことを、言葉、絵、動作、実物を見せるなど自分なりに考えた方法で、大垣東小の人たちにわかりやすく発表することができる。
・大きな声ではっきりゆっくり話すことができる。
<東小>
・秋見つけで見つけたことを、言葉、絵、動作、実物を見せるなど自分なりに考えた方法で坂内小の人たちにわかりやすく発表することができる。
・坂内の人の発表を聞いて感想を持ち、大垣と比べたり、今後の活動に生かそうと意欲を持つことができる。

5.本時の展開
jissen06-04.pdf

6.成果と課題
<成果>

<課題>

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