県内各学校の研究経過(平成15年度)

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明宝村(現 郡上市)
研究テーマ 生きる力が高まる学習活動の在り方を求めて
  〜ITの効果的な活用方法を探る〜
特に重点を
 置いたところ
 山間へき地で生活する児童が、教科の授業や総合的な学習の時間などの中で、コンピュータやテレビ会議システムの活用を通して、直接見たり聞いたりすることができない事象に触れたり、他校の児童と交流したりする内容についての効果的な交流のあり方を探った。
研究の経過   阿波連小学校とのテレビ会議システムを活用した授業
実践授業例@
期 日 平成15年11月14日(金)第5校時
学 年 3・4年生
教 科 社会科  村ではたらく人たち
ねらい テレビ会議システムを活用し、小川小学校と阿波連小学校の児童が一緒にツアーを企画することを通して、資料を使って分かりやすく説明しながらコミュニケーション能力を高める。
実施体制
阿波連小 3年生1人 4年生4人 授業者1人
小川小 3年生1人 4年生4人 授業者1人
事前調整
11/11 テレビ会議システムを利用した教師による授業の打合せ
11/12 テレビ会議システムを利用した教師による授業の打合せ
11/13 阿波連ビーチのよさ紹介
児童の反応 阿波連の様子をテレビを通してみることができ、一緒にツアーの計画を立てる意欲を継続しながら、学習を進めることができた。
実践授業例A
期 日 平成15年9月18日(木)第2校時
学 年 1・2年生
教 科
国語科 1年生 「わたしは なんでしょう」
  2年生 「あったらいいな こんなもの」
ねらい テレビ会議システムを活用し、多くの友だちと交互に話し手になったり、聞き手になったりすることにより、聞く力、話す力をつけ、コミュニケーション能力を高める。
実施体制
阿波連小 1年生4人 2年生3人 授業者1人
小川小 1年生2人 2年生5人 授業者1人
事前調整
9/25 1年生 わたしは なんでしょう
11/12 2年生 あったらいいな こんなもの (貝殻をもらったお礼の話)
児童の反応 お互いの質問に対して、大きな声で答えたり、正解を言ったりして、楽しんで学習することができた。普段の人数が倍になることから、さまざまな意見を聞くことができ活気があった。
今後検討を
 要する事項
  • 機器について
     @長いケーブルを使って、体育館での活動を交流したとき、画質が落ちる。
     Aパラボラアンテナ等の有効利用はないものか。
  • テレビ会議システムの継続について
     今後も何らかの方法で、全国的にテレビ会議ができるようにしていきたい
  • 学習内容について
     人数の少ない学級にとって、新しい関係を築く良い機会である。今回は、国語科や社会科での学習となったが、今後、どんな内容が可能か検討を要する。

八百津町
研究テーマ 児童生徒の情報活用能力の育成
特に重点を
 置いたところ
  • IT活用によるわかりやすい、児童生徒の興味関心を高める授業の実現
  • IT活用による「自ら学ぶ力」の育成や個に応じた教育の実現
  • IT活用による学校と地域との連携や開かれた学校の実現等
研究の経過
  • 9月、潮見小学校において第1回運営委員会を行い、研究体制や内容など、平成15年度の事業計画について協議するとともに、各校の実践計画及び、中間報告を行った。
  • 10月、潮見・福地小学校の情報担当者各1名が新潟県畑野町立松ヶ崎小学校を視察し、IT事業の取り組みについて研修をした。
  • 潮見小学校においては、
    1. 福地小学校とテレビ会議システムを活用して、合同修学旅行やスポーツ交流会、合同社会見学に向けての打ち合わせを行ったり、町探検の発表会を行ったりした。また、兵庫県の道谷小学校との国語科、佐見小学校とのコミュニケーション学習などを行った。
    2. SEの派遣を受けて、一太郎スマイルやひらがなナビィ(低・中学年)、ワード、ホームビルダーなどのソフトの使い方や、・卒業アルバム作りを通して基本的なファイル操作技術(高学年)を身につけるなど、リテラシーの向上に取りくんだ。B各学年・教科の調べ学習では、インターネットを使った調べ学習やデジタルカメラを使った新聞作り、学習ソフトを使った学習などを行った。
  • 福地小学校においても、
    1. テレビ会議を利用して潮見小学校や佐見小学校、福井県の岬小学校と学校行事や生活科などの打ち合わせや発表会交流を行った。
    2. 情報機器の活用技能の研修に取り組んだ。
  • 3月、IT活用による学習成果報告会及び第2回運営委員会を開催し、事業の実践成果と課題についての報告を行った。
今後検討を
 要する事項
  • 学習成果を高めるための専門的知識・技能をもった指導者(SE)の継続的支援
  • 学校間ネットワークの有効な活用方法の技術的研修
  • テレビ会議を活用した話し合い活動での意見交流の質的向上
  • テレビ会議を活用した授業実践の充実
  • 発達段階に応じたコンピュータリテラシーの評価の実践と評価規準の見直し

白川町
  <小学校> <中学校>
研究テーマ 自ら学び、自己実現をめざす児童生徒
〜情報活用能力を身につけ、個性豊かに表現できる姿を求めて〜
情報活用能力を身につけ,個性豊かに表現できる生徒の育成
特に重点を
 置いたところ
  • 自らの学習課題を解決するにあたって、情報を選択し能力を育成する。
  • 学習や活動の成果や経過をテレビ会議等によって交流を図り、学習や活動の足跡を確かなものとする。
  • 児童の学習にふさわしい教育用コンテンツの作成と収集に努め、情報技術の効果的な教育への活用の仕方を研究する。
    1. 学習課題を解決するために必要な情報を選択し活用する能力を育成する。
    2. 学習や活動の成果や経過を交流をすることにより、豊かな表現力を培う。
    3. 教育用コンテンツの作成と収集に努め、ITの教育への効果的な活用の仕方を研究する。
  • 多様な情報を活用する授業づくり
    • わかる授業、楽しい授業にするためにコンテンツの利用を図る。
    • テレビ会議等を活用し、学年学校の枠を越えた学習や活動の情報交流を図る。
  • イ 地域からの情報発信(教材コンテンツの収集と発信)
    • 地域の歴史、文化、産業などの地域情報や地域での学習や活動などの情報の収集や発信をする。
研究の経過  低学年の生活科と中・高学年の総合的な学習の時間におけるテレビ会議システムの活用を行ってきた。
低学年…
ゲーム、読み聞かせ、生活科で収穫した作物の紹介などの遊び活動の中でTV会議は楽しいものであることを実感してきた。
中学年…
探求活動で学んできた地域の産業、自然や文化の相互交流を行っていく中で、相手校との相互理解をはかってきた。
高学年…
環境や福祉についての課題解決活動で学んできたことをもとに、相手校と意見交換や討論をしていく中で、共に将来を考える基礎を培ってきた。

 これらの活用を通して、以下のことが明らかになってきた。
学習に広がり
 より多くの仲間と交流・意見交換等をする場面が設定され,多様な学習の場が保障された。
確かな学力の向上
 新しい仲間に自分の考えや思い,学習した内容を相手に伝えたいという子どもの学習意欲が高まり,伝える内容をまとめる思考・判断力,自分自身の言葉で話す・相手の話を聞くなどのコミュニケーションスキルが向上した。
ふるさと佐見についての理解を深め,よさの再確認
 他県や異なる地域の仲間との交流をもとに,多様な視点から改めてふるさとをみつめるよい機会となった。
 テレビ会議を活用した授業の実践を中心にして、次世代ITを活用した授業づくりについて以下のことを重点にして研究を推進した。
@ 自己表現の意欲化と工夫
視覚で訴える、カードへのキーワードの書き込みをもとに語る方法(根拠と補助)
ノートで語る(長いセンテンス・根拠・図示《実物投影機活用》)
実験や観察をリアルに共に行い、伝える姿 《ビデオカメラの駆使》
緊張感をもって、しかし、いつもと変わらぬ共同学習者として気軽に話し合う。
A 教科における長期的取り組みから
TTのあり方、主指導者と支援者のあり方
継続性の中での授業パターンの確立
共同学習者としての一体感と雰囲気づくり
単位時間(50分)の枠にとらわれない授業時間の設定→理科60分授業、2時間
B ねらいを絞った設定
発表交流のあり方、段階的な仕組み
(例英語:聞き取り→基本事項確認→質問1・質問サンプルから→質問2・自分でつくった質問・ 応答→英作文での交流)
地域素材の生かし方
(例理科:岩石の送り合い、露頭のビデオ 総合:朴葉餅とカーサー餅交換)
話し合いのルール、名札等の工夫、指名のあり方
(例:@各校並行型→A各校バトンタッチ→B主指導者の意図的氏名→C生徒の司会・自主発言)
C ハード面
機器の充実
カメラ操作(何をどう伝えるか、切り換え)
隊形
板書の工夫と活用
〈生徒の姿〉
意欲化・表現力
「発信できる喜び」「意見を聞く喜び」「交流する喜び」
固定したいつものメンバーとは違う仲間に伝えていくことを毎回楽しみにしている。
相手校はもとより、カメラに向けての表現により緊張感をもって発言ができる。
カメラに映る自分自身を見て、確認しながら、かつ責任をもって発言ができる。
視覚に訴える表現方法を見出せた。《カード画用紙への記入・ノート紹介・実物》
情報活用能力
「広いものの見方や考え方」(他地域・多人数の利点)
多様な考えや新しい仲間の表現を、自分のものの見方・考え方・表現に生かせた。
さまざまな地域と交流することで、地理の多様性、全国の仲間の多様性にふれることができた。理科・公民の意見交流や詩の鑑賞において、考えの幅が広がった。
生きる力の育成
「自己決定」「自己選択」「自己実現」
いつもとは違う仲間に自分をいかに伝えるかという点において声の大きさはもちろん身振り手振りなどを入れ、わかりやすく伝えようという意識が高まった。
突然指名されても、落ち着いて考え、意思表示ができ、感想・意見も述べられるようになった。
〈教師側〉
協同授業による話し合い
各校に担当教科教諭が一人であることがほとんどである。協同で教材研究ができる。
研究会において、またカメラ担当者は常時、生徒の姿や授業の流れを見て、共に授業づくりができる。
地域素材の発掘や表現の場の工夫に知恵が絞れる。
校内では、時間の捻出、記録、授業の焦点についての話し合いという協力体制があった。そしてなにより共同授業をつくってきた相手校との教師どうしの打ち合わせ(まさに協同)が、一つ一つの授業を生み出す大きな原動力であった。双方向のリアルタイムというテレビ会議システムの活用は生徒サイドのみならず、我々の血(智)となり肉(技)となった。
今後検討を
 要する事項
  • テレビ会議システムを中核に位置づけた年間指導計画確かな学力をつける観点から,主体的な問題解決等への態度の育成,学び方や考え方の習得,知識・理解・技能の観点をもとに,テレビ会議システムを中核に位置づけた年間指導計画の作成する必要がある。
  • テレビ会議システム活用の推進生活科や総合的な学習の時間の活用だけではなく,他教科の活用を含めて総合的・効果的に活用を進める必要がある。
  • テレビ会議システムは、学習の契機としては有効で、良い刺激となったが、教科におけるカリキュラムづくりを他地域と協同で行おうとすると、かなりの労力と時間が必要となってくる。また、効率的な運営かつ深め合う授業を、と考えるとチームティーチングは必須となってくる。
  • あらゆる負担と生徒の学ぶ姿を総合的にとらえると、交信校同士、お互いメリットが生じるような授業をしくむことが最大の鍵である。

荘川村
研究テーマ へき地学校の生徒一人一人の表現力ならびに情報活用能力の向上
特に重点を
 置いたところ
  • IT活用による「自ら学ぶ力」の育成や個に応じた教育について研究する。
  • インターネットによる教育情報を活用した授業を取り入れる研究をする。
研究の経過
  • IT環境が整い総合学習やすべての授業でインターネットを利用し、調べ学習に生徒は飛躍的に向上した。
  • 教師も積極的にインターネットを活用した授業づくりをすることができるようになった。
  • 文化祭等各種の行事において、パソコンを利用してはば広く発表ができるようになってきた。
  • 土曜日でも衛星回線が使用可能となったことにより、生徒たちがさらに意欲的にパソコンを活用するようになった。
今後検討を
 要する事項
  • TV利用会議の操作を十分研究し、先進校との交流を積極的に開催する。
  • 運営管理、コンピューターの人材確保。
  • 今後の衛星回線の利用と在り方。

白川村
研究テーマ 情報及び情報手段を主体的に選択し活用していく子の育成
特に重点を
 置いたところ
 同一村内の小学校の児童がコンピューターを情報収集や、表現手段のツールとして活用し、物事を主体的に探求できる子の育成をめざして以下の3つの観点を中心に子どもの能力を育成していく。
 1. 情報の収集能力(情報の重要性の認識、情報に対する責任感、情報の判断、選択)
2. 情報の整理・加工能力(基本的な操作、処理能力及び情報の創造)
3. 情報のコミュニケーション能力(情報の伝達能力の育成)
 また、学校においては次のような視点を持ち、全職員共通理解のもとに取り組む。
  教師自身の情報活用能力を育成する。(わかる授業のための資料の収集と活用)
総合的な学習の時間等特別な時間の柔軟な設置。(他教科との関わりを含めて)
コンピュータを道具化する視点と方策を明確にする。(メディアの一つとして位置づけ、他のメディアと一緒に活用する。) 
インターネット、メール環境の活用を図る。(授業での効果的な使用や他校との交流など)
研究の経過
実践の具体例とそのねらい
 ・ 各小学校において、TV会議システムを利用して他校と交流することで、教室では得られない学びをすることができた。
児童や教員が実際に機器を利用することで、操作にも慣れ、有効に利用することができた。
昨年度の反省を踏まえ、発表形式による授業から、お互いが学びを深め合う授業を生み出すことができた。
両校の児童と教師だけではなく、地域の人材を活用した授業を行うことができた。また、TV会議の授業風景を教育委員会や保護者に参観していただく ことで、その効果について実感してもらえた。
機器の使用法について回線を使っての研修を行い、教職員の機器使用に関する理解を高めた。
白川村小中学校情報委員会を組織し、今後の白川村の情報教育の方向を明らかにすると共に、インターネット、メールの使用のきまりや、ホームページの作成規定など、モラル面の共通理解を図った。
先進校視察により、機器の有効な利用法や具体的な交流の方法、流れなどを研修することができた。
実施にあたっての留意点
 ・ 情報機器を表現の道具として使用していくことを共通理解し、各教科・領域の本質を大切にして、機器の特性を生かして児童につけたい力を常に意識すること。
情報機器を利用していくのに当たり、機器に詳しい教員だけでなく、誰もが利用できるように研修を組んでいく。
お互いの児童が発表しあう授業から、考えや知識を高め合う授業形態にしていくこと。
実施体制
  運営委員会で話し合われた内容を受け、両校間で研究推進委員会を中心に全職員で共通理解をして取り組んだ。
今後検討を
 要する事項
改善を要する事項
 ・ 他校と交流する場合、時間数の確保やねらいの共有化をする必要があり、交流する時間の調整や、両校の担当者同士の打ち合わせをもっと密に行う必要がある。
教師がTV会議に実施に向けて準備していくのではなく、子供たちが、行う期日、学習内容、質問事項などをメールを通して事前交渉するなど、子供たちが主体となるようにしていくとより効果的である。
今後の実践事業の進め方
 ・ インターネット、TV会議システムを有効利用していくために、学習リンクの充実や年間カリキュラムの中への位置づけ、交流校との綿密な打ち合わせを計画的に行っていく。
 ・ 授業時間にとらわれず、昼休みや放課後を生かして交流を深めていったり、1時間の授業を全てTV交流にあてるのではなく、授業の中で必要に応じて利用したりするなどの工夫をしていく。
少人数学級や地域的特色から、学ぶことができにくい授業について、TV会議システムを使って実践できないかを考えていく。

高根村
研究テーマ 児童生徒一人一人の情報を活用する力、自己を表明する力の育成のための効果的なIT活用の在り方
特に重点を
 置いたところ
  • IT活用による児童生徒の興味、関心を高め、わかりやすい事業の実践
  • IT活用による自ら学ぶ力を高める学習の実践
  • IT活用による学校と地域の連携、開かれた学校の実現
研究の経過 高根小学校
 ・ 2年学級活動  相手校:大野郡白川村立平瀬小学校
自己紹介、ゲームを通して交流を深めた。
 ・ 3.4年学級活動  相手校:大野郡白川村立平瀬小学校
自己紹介 相互学校紹介を通して交流を深めた。
 ・ 3.4年総合的な学習「総合的な学習発表会」 相手校:白川村立平瀬小学校
平瀬小3.4年生の総合的な学習の発表クイズに回答者として参加し、交流を深めた。
 ・ 5.6年学級活動  相手校:大野郡白川村立平瀬小学校
自己紹介、歌の発表、総合的な学習の発表交流を通して交流を深めた。
 ・ 5.6年理科「天気と気温の変化」「台風と天気の変化」
インターネット上の気象衛星ひまわり画像で、天気の変化や台風の動きを調べた。

日和田小学校
 ・ 低学年 生活科「生活科で体験したことを交流しよう」
相手校:岐阜県加茂郡白川村立佐見小学校
学校紹介や生活科で体験したことを交流していった。
 ・ 低学年 算数「インターネットのソフトを使った九九ゲーム」
2年生の個別学習の支援として、ソフトを活用した九九の反復学習を行った。
 ・ 中高学年 総合「運動会の取り組みを紹介しよう」
相手校:岐阜県揖斐郡坂内村立坂内小学校
お互いの運動会を交流して、同じような山間部の小規模校の学校の取り組みを知る。
中学年 総合的な学習「課題追求をしよう」
昆虫や動物についてインターネットで調べ学習に活用した。
高学年 国語「伝え方を工夫して発信しよう」
パソコンで学級新聞作りを行い、ホームページや保護者、地域に発信した。
高学年 理科「流れる水のはたらき」
岐阜県総合教育センターの学習室の活用(大雨のときの川の流れの様子を映像で見る) 
学習の確認に使用した。
高学年 社会「わたしたちの生活と工業生産」
トヨタ自動車のホームページを活用しながら、質問などをメールで送信して学習に役立てた。

高根中学校
 ・ 総合的な学習の時間
自校のホームページの作成を行った。メールの送受信の仕方を学んだ。
生徒が持った個人課題を解決するためにインターネットを使用した。
 ・ 3年生英語科「外国の人とメールを交わそう」
カナダの中学生と英語でe-mailの交換を行った。
2,3年生選択技術科
生徒の個人課題に対して、各種ホームページの中にある製作物を探し自分の作品作りを行った。

神岡町(現 飛騨市)
研究テーマ
特に重点を
 置いたところ
  • へき地複式学級の児童生徒一人一人の表現力や情報活用能力を向上させるために、高速回線の特徴を生かしながら、どのような学校間交流を行っていくことが有効なのかを明らかにする。
  • 動画などのマルチメディアコンテンツを、授業の中でどのように有効利用したらよいかを明らかにする。
研究の経過
 本校では、テレビ会議システムを授業に用いることの効果を次のようにとらえ、そうした効果が発揮されるような授業実践を積み重ねてきた。
  1. 異なる自然環境と、そこに生きる人々の様子を知ることができる。
  2. 多くの友達と知り合い、互いの良さを学び合うことができる。
  3. いい意味での緊張感をもって学習できる。
  4. 教師自身も、毎回指導案や資料を用意するなど、普段の授業より力が入る。
 テレビ会議を効果的に活用することで、児童生徒の次のような学力が向上した。
  1. より広い視野で、協力しあい、意欲的に学習する態度
  2. 臨機応変にコミュニケーションする能力
  3. 情報手段を適切に活用する能力数多くテレビ会議の実践し、また衛星インターネット回線の活用することで、次のような成果が得られた。
今後検討を
 要する事項
  • 事業終了後も、テレビ会議による交流を何らかの形で継続していきたい。

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