事例 中学校社会科(地理的分野)       東濃地区(M中学校)

1 単元について

対象学年

中学校 第1学年

学習指導要領

地理的分野の内容 イ 

単元名

「都道府県の調査 〜わたしたちの住んでいる岐阜県〜」

単元目標

○岐阜県に対する関心を高め、その調査に意欲的に調べることを通して、岐阜県の地域的特色をとらえるとともに、都道府県規模の地域的特色をとらえる視点や方法を明らかにすることができる。

(社会的事象への関心・意欲・態度)

○岐阜県の地理的事象から課題を見いだし、それを環境条件(自然的条件・社会的条件)や人々の営みなどと関連付けて多面的・多角的に追究するとともに、都道府県規模の地域的特色をとらえる視点や方法を考察することができる。

                        (社会的な思考・判断)

○岐阜県に関する地図や統計その他の資料を収集し、学習に役立つ情報を適切に選択して活用するとともに、岐阜県の地域的特色を追究し考察した過程や結果を地図にまとめたり、発表したりすることができる。

(資料活用の技能・表現)

○岐阜県の地域的特色とともに、都道府県規模の地図や統計その他の資料を収集して追究する方法や地形、農業、工業、文化などの地域的特色をとらえる視点などについて理解し、それらを身に付けることができる。

                    (社会的事象についての知識・理解)

配慮事項

基礎的・基本的な内容の確実な定着の工夫

○単元指導計画作成上の工夫

・「都道府県の調査」の単元における最初の小単元として、都道府県規規模の地域的特色をとらえる視点や方法を確実に身に付けることに重点を置くために、視点ごとの単位時間構成にする。

・「単元を貫く課題」を設定し、単元の学習過程全体を通して問題解決的な学習が進められるような指導計画を工夫する。

・単元の出口として表現活動である「オリジナルガイドマップづくり」を見通して追究、考察することができるような指導計画を工夫する。

・単元の学習計画表・評価表の活用により、追究意識を連続させるとともに、単元で付けたい基礎的・基本的な内容に対する学びの評価を生徒自身が行うことができるように配慮し、学び方の定着を図る。

 

○単位時間における工夫

・都道府県規模の地域的特色をとらえる視点や方法や、統計資料などの主題図の読み取り方、活用の仕方などを確実に身に付けるために、集団追究に重点を置く学習展開に配慮する。

・集団追究の中においても、一人一人の興味・関心を生かし、見方や考え方を生かすような交流活動の工夫、自己決定の場の設定などを配慮する。

・白地図による作業学習を取り入れ、学習プリントの工夫を図る。

参考資料

資料1:「都道府県の調査」単元構成

資料2:単位時間ごとの学習プリント

 第1時:岐阜県の位置の地図、岐阜県の白地図、岐阜県の基礎データ

     「日本のまん真中」「日本のへそ」文章資料

 第2時:地形図、白川村の合掌造り景観写真、北アルプス写真、木曽ひのき写真、木曽川ライン下り写真、木曽三川写真、岐阜市と高山市の雨温図、

     飛山濃水についての文章資料

 第3時:岐阜県の土地利用図、岐阜県の土地のつかわれ方円グラフ、農産物の生産額の割合円グラフ、99市町村の白地図、各地でさかんな農産物とその栽培・飼育写真(だいこんの栽培(高鷲村)、本巣郡の柿づくり、神戸町のバラの栽培、海津町のトマト栽培、海津町の稲作、奥美濃古地鶏、栗の栽培(中津川市)、白川茶の栽培、飛騨けんとん、美濃けんとん、飛騨牛の飼育)

 第4時:トマトの生産量(2000年)、丹生川村と海津町の位置と栽培風景写真、

     高山市と岐阜市の雨温図、岐阜市と丹生川村に近い高山市の一日の最高気温グラフ

 第5時:地域別(行政区)の主な地場産業・伝統工業の地図分布、刃物生産額割合円グラフ、ちょうちんの生産額割合円グラフ、タイルの生産額割合円グラフ、陶磁器製洋食器の生産額割合円グラフ、せんい製品の出荷額割合帯グラフ

 第6時:白川村萩町合掌づくり写真T、白川村萩町合掌づくり写真U(冬景色)、

    合掌づくりの構造図、「世界遺産に指定」(文章資料)

資料3:単位時間ごとの中心資料、提示資料

 第2時:地形図の読み取り方、雨温図の読み取り方

 第3時:土地利用分布図の読み取り方、土地利用の割合円グラフの読み取り方、

    「農産物の市町村別生産額の分布図」の自作資料の作成の仕方

 第4時:「丹生川村のトマトさいばい農家数と出荷量」の読み取り方、

     「丹生川村のトマトづくりのあゆみ」の読み取り方

     「トマト栽培の工夫」(丹生川村ホームページより)の読み取り方

 第5時:「主な伝統工芸と地場産業」分布図(自作資料)の読み取り方

     自然条件と関連づけて考察するための資料(美濃焼)の提示

     社会的条件と関連付けて考察するための資料(工業総生産額分布図、中京工業地帯地図)提示

 第6時:白川村荻町放水写真、茅葺の葺き替え作業の写真

写真資料の読み取り方、

     荻町の自然環境を守る会についての文章資料、文章資料の読み取り方

資料4:単元学習計画表(評価プリント)

資料5:オリジナルガイドマップの生徒作品例

 

 

2 単元の評価規準

 

ア 社会的事象への

 関心・意欲・態度

イ 社会的な思考・

判断

ウ 資料活用の技能・表現

エ 社会的事象についての知識・理解

のご

まと

との

ま評

り価

 規

 準

都道府県に対する関心を高め、その調査に意欲的に取り組み、都道府県の地域的特色をとらえようとしている。

都道府県の地理的事象から課題を見いだし、それを環境条件や人々の営みなどと関連付けて多面的・多角的に追究するとともに、都道府県規模の地域的特色をとらえる視点や方法を考察している。

都道府県に関する地図や統計その他の資料を収集し、学習に役立つ情報を適切に選択して活用するとともに、都道府県の地域的特色を追究し考察した過程や結果をまとめたり、発表したりしている。

都道府県の地域的特色とともに、都道府県規模の地域的特色をとらえる視点や方法などを理解し、それらの知識を身に付けている。

岐阜県に対する関心を高め、その調査に意欲的に調べることを通して、岐阜県の地域的特色をとらえるとともに、都道府県規模の地域的特色をとらえる視点や方法を明らかにしようとしている。

岐阜県の地理的事象から課題を見いだし、それを環境条件(自然的条件・社会的条件)や人々の営みなどと関連付けて多面的・多角的に追究するとともに、都道府県規模の地域的特色をとらえる視点や方法を考察している。

岐阜県に関する地図や統計その他の資料を収集し、学習に役立つ情報を適切に選択して活用するとともに、岐阜県の地域的特色を追究し考察した過程や結果を地図にまとめたり、発表したりしている。

岐阜県の地域的特色とともに、都道府県規模の地図や統計その他の資料を収集して追究する方法や地形、人口、農業、工業などの地域的特色をとらえる視点などについて理解し、それらを身に付けている。

@自分たちの住んでいる岐阜県に対する関心が高まり、岐阜県の地域的特色の調査活動への意欲が高まっている。

A岐阜県の自然条件を生かした農業生産に対する関心を高め、それを意欲的に調べようとしている。

B調査し学習した岐阜県の地域的特色をもとに、意欲的にオリジナルガイドマップを製作しようとしている。

@岐阜県の地理的事象から、課題を見いだし、都道府県の地域的特色をとらえる視点や方法を考察している。

A各地域の形成を、自然条件ととともに歴史的経過を踏まえて考察している。

B岐阜県のそれぞれの地域で営まれる第一次産業、および第二次産業(伝統工業、地場産業)がさかんな理由を環境条件や人々の営みなどと関連付けて多面的・多角的に追究し考察している。

@岐阜県の自然環境をとらえるために、景観写真、地形図、雨温図などから必要な情報を引き出し、活用している。

A岐阜県の第一次産業、および第二次産業の特色をとらえるために、各種統計資料、写真、文章資料、地図などから必要な情報を引き出し、活用している。

B岐阜県の地域的特色をまとめるために、追究し考察した過程の中で活用した資料をもとに、役立つ情報を適切に選択し、資料として活用している。

C岐阜県の地域的特色を追究した過程や結果を地図にまとめたり、発表したりしている。

@都道府県規模の地域的特色をとらえる視点や方法について理解している。

A岐阜県では、地域の自然や気候を生かした農業や林業が営まれ、稲作地域、畑作地域、畜産地域、林業地域などの地域形成がなされていることを理解している。

B特色ある地域作りや地域の発展のために努力している人々の営みを理解している。

 

3 指導と評価の計画(全8時間)

(1)授業の流れ

   第1次・岐阜県の特色とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1時間

   第2次・自然環境(地形・気候)から見た岐阜県・・・・・・・・・・1時間

    ・第一次産業(農業)から見た岐阜県・・・・・・・・・・・・2時間

    ・第二次産業(伝統工業・工業)から見た岐阜県・・・・・・・1時間

    ・文化から見た岐阜県・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1時間

 第3次・岐阜県の特色がみえるオリジナルマップをつくろう・・・・・2時間

 

(2)単元指導計画

ねらい

学 習 活 動

評価規準

評価方法

指導・援助

○「岐阜県はどんな特色をもった県か」という課題意識をもって、岐阜県の地域的特色を調べる視点を出し合い、学習計画を立てることができる。

○「岐阜県の特色とは」一体何なのか、岐阜県について知っていることを出し合う中で話し合う。

テキスト ボックス: 岐阜県はどんな特色をもった県なのだろうか。 

 

 

 


○岐阜県に関する基礎データをもとに、岐阜県像の概観について確かめる。

 

 

 

○調べる視点を分類する。

 自然環境(気候、地形から)

 産業(農業、工業から)

 文化(祭り、伝統的行事、観光などから)

 

テキスト ボックス: 【単元を貫く課題】
岐阜県の地域的特色について多面的に調べ、オリジナルガイドマップに表そう。
○何で調べ、どのようにまとめていくか学習を見通す。

 

 

 

 

 

<アー@>

○自分たちの住んでいる岐阜県に対する関心が高まり、岐阜県の地域的特色の調査活動への意欲が高まっている。

 

 

 

 

 

 

 

<イー@>

○岐阜県の地理的事象から、課題を見いだし、都道府県の地域的特色をとらえる視点や方法を考察している。

 

○話合いの姿

 発言内容

・さまざまな視点から岐阜県の地域的特色を見出そうとしているか、発言内容からとらえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

○発言内容

学習ノート

・調べる視点の分類についてこだわっているか。

・学習のまとめとして、地域的特色を捉える視点と方法について整理しているか

定着のようすを分析する。

○岐阜県に関心がもてるよう生徒の既習学習、生活経験と結び付けながら、話合いに参加するように指導する。

○グループによる話合いを位置付けることで、一人一人の発言の場を保障する。

 

 

○出された視点について、どのように分類するかについて、比較検討させることで、集約できるように指導する。

 

○地域的特色を調査する視点と方法について理解したことをノートにまとめるよう指導する。

○景観写真、地形図、雨温図の読み取りを通して、岐阜県の自然環境をとらえるとともに、自然環境と地域形成との関係について考察することができる。

テキスト ボックス: 景観写真、地形図、雨温図をもとに岐阜県の自然環境(地形・気候)の特色をつかもう。

 

 

 

○景観写真、地形図、雨温図から地理的事象を読み取る。

 

 

 

○資料をもとに、話し合い追究してきた岐阜県の自然環境の特色について確かめる。

 

 

 

○「飛山濃水」の言葉をもとに、岐阜県の自然環境と地域形成について歴史的経過を踏まえて、まとめる。

 

<ウー@>

○岐阜県の自然環境をとらえるために、景観写真、地形図、雨温図などから必要な情報を引き出し、活用している。

 

 

 

 

 

 

 

 

<イーA>

○各地域の形成を、自然条件ととともに歴史的経過を踏まえて考察している。

 

○学習ノート

 発言内容

・各資料の特徴に応じた「資料の読み取り方」を活用して、読み取っているかを

 とらえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○学習ノート

・岐阜県を「飛騨地方」「美濃地方」という二分できる要因を、自然環境、歴史的経過の両面からとらえているかどうか、分析する。

 

○写真、地形図、雨温図などの資料の特性に応じた読み取り方を作成し、一人一人に確実に身に付くよう指導・援助をする。

 

 

○森林率、可住面積率、気温差の資料を提示することで、自然環境の特色について確かめる。

 

○「飛山濃水」の言葉の意味がわかる資料提示の工夫をする。

○自然環境、歴史的経過の両面からとらえて、地図と文章を使って、自分なりに説明するように指導する。

○土地利用図、農業にかかわる統計資料をもとに、岐阜県の各地域における第一次産業の特色を自然環境と関連付けながらとらえることができる。

 

○岐阜県の土地利用図、土地利用の割合、農産物の生産額の割合の資料をもとに課題を設定する。

 

 

 

 

テキスト ボックス: 少ない農用地の中で、自然条件を生かしてどこでどんな農業が行われているか調べよう

 

 

 

 


○岐阜県の農業に関する統計資料、農産物の分布資料、文章資料をもとに、それぞれの地域では、どのような農業、林業が行われているかを読み取る。

 

 

○各地域における農業の特色を自然環境と関連付けながら考察する。

 

 

 

 

○岐阜県の農業に関する地域的特色についてまとめる。

 

<アーA>

○岐阜県の自然条件を生かした農業生産に対する関心を高め、それを意欲的に調べようとしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<エーA>

○岐阜県では、地域の自然や気候を生かした農業や林業が営まれ、稲作地域、畑作地域、畜産地域、林業地域などの地域形成がなされていることを理解している。

○学習ノート

 発言内容

・岐阜県の地形と気候の特色をもとにして、農業の特色を調べたいという意欲を高めているかどうか、分析する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○学習ノート

 発言内容

・@「どこの地域では」A「どんな自然条件を生かして」B「どんな第一次産業が営まれているか」について関連付けて理解しているかを分析する。

○前時の復習を行う中で、自然条件と結び付いた生産が農業であることを補足説明し、本時の課題につなげる。

○一人一人の気づき、疑問、課題意識を拾い上げ、課題に結び付けるように配慮する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○地域形成のための要因を理解させるために、@「どこの地域では」A「どんな自然条件を生かして」B「どんな第一次産業が営まれているか」という視点を提示することで、確実に身に付くように指導する。

○トマト生産の資料をもとに、岐阜県では自然環境を克服する人々の営みや交通などの社会的条件を生かし、狭い耕地を利用した集約的な農業が行われているという特色を理解することができる。

○自然条件を生かした岐阜県の農業の特色について復習する。

 

 

 

○海津町と丹生川村のトマト生産量の資料を提示し、課題を設定する。

テキスト ボックス: 丹生川村では、自然条件を克服して、なぜ岐阜県1位のトマト生産ができるのだろう。
 

 

 

 


○丹生村のトマト生産の統計資料、文章資料、写真資料を活用して、課題追究する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○追究し深めてきた「岐阜県の農業の特色」について、資料をもとに社会的条件と関連付けて確かめる。

 

 

 

 

○岐阜県の農業の特色についてまとめる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<ウーA>

○岐阜県の第一次産業、および第二次産業の特色をとらえるために、各種統計資料、写真、文章資料、地図などから必要な情報を引き出し、活用している。

 

 

 

 

<イーB>

○岐阜県のそれぞれの地域で営まれる第一次産業、および第二次産業(伝統工業、地場産業)がさかんな理由を環境条件や人々の営みなどと関連付けて多面的・多角的に追究し考察している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○学習ノート

 発言内容

各資料の特徴に応じた「資料の読み取り方」を活用して、読み取っているかを

 とらえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

○学習ノート

 発言内容

・人々の営み、狭い耕地を利用した工夫、交通条件などの社会的条件と関連付けながら岐阜県の農業の特色をとらえることができたか分析する。

○岐阜県では、地形や気候の違いを生かして、さまざまな農作物が作られているという特色について復習する。

○自然条件を生かした農業だけではない工夫がみられることに気付かせ、本時の課題につなげるよう指導する。

 

○統計資料、文章資料、写真資料などの資料の特性に応じた読み取り方を作成し、一人一人に確実に身に付くよう指導・援助をする。

○丹念に机間指導を行い、一人一人の資料読み取り能力に応じた指導・援助を行う。

 

○「同じ品種のトマトを全く違う気候の場所でも生産できたのはなぜか」という視点をもたせて、考察するように指導・援助する。

○「集約的な農業」という言葉を知らせ、まとめるように示唆する。

 

 

 

 

 

○伝統工業や工業(地場産業)についての資料を選択・活用し、岐阜県の第二次産業に関する地域的特色を自然条件、社会的条件と関連付けて考察することができる。

 

○岐阜県の伝統工業、工業(地場産業)の分布図、工業製品の主な生産額の他県との比較グラフをもとに、本時の課題をつくる。

テキスト ボックス: それぞれの地域では、なぜその伝統工業や地場産業が行われているのかを調べよう。 

 

 

 

 

 

 

 


○伝統工業、工業(地場産業)の点から、課題解決のための必要な情報を資料から選択・活用し、追究する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○伝統工業、工業(地場産業)の特色を自然条件、社会的条件と関連づけながら、考察することができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○新たな資料を提示することで、追究してきた岐阜県の第二次産業の特色についてさらに理解を深める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<ウーA>

○岐阜県の第一次産業、および第二次産業の特色をとらえるために、各種統計資料、写真、文章資料、地図などから必要な情報を引き出し、活用している。

 

 

 

 

 

 

 

 

<イーB>

○岐阜県のそれぞれの地域で営まれる第一次産業、および第二次産業(伝統工業、地場産業)がさかんな理由を環境条件や人々の営みなどと関連付けて多面的・多角的に追究し考察している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○学習ノート

 発言内容

各資料の特徴に応じた「資料の読み取り方」を活用して、読み取っているかを

 とらえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○学習ノート

 発言内容

・@どんな伝統工業や工業が、Aどんな自然環境の中で、Bどのように他地域と結び付いて、発展してきたかについて、視点をもとに考察しているか、分析する。

 

 

 

 

○資料をもとに、「他県にはない岐阜県の特色を調べたい」という意欲を高めるように工夫する。

○生徒の気付き、疑問点をもとに課題設定することで、本時の課題追究への意欲を高めるように配慮する。

 

○統計資料、文章資料、写真資料などの資料の特性に応じた読み取り方を作成し、一人一人に確実に身に付くよう指導・援助をする。

○机間指導の中で一人一人の資料読み取り能力に応じた指導・援助を行う。

○既習学習と関連付けて追究するように示唆する。

 

 

○自然条件、交通などの社会的条件などの既習学習や既習資料を活用して、考察できるように指導・援助する。

○他地域との結び付きをとらえやすいように道路や鉄道、中京工業地帯との関連がわかる地図を提示する。

 

○第二次産業への就業人口が全国でもトップレベルであることをつかませ、本時の学習内容を定着させる。

○世界遺産に指定された白川村の合掌造りを守るための人々の努力や工夫について調べる中で、特色ある地域作りや地域の発展のために努力している人々の営みについて理解することができる。

○白川村の合掌造りの写真、構造図、世界遺産に指定された事実をもとに、本時の課題をつくる。

 

テキスト ボックス: 白川村では、世界遺産に指定された合掌づくりを守るために、人々がどんな努力や工夫をしているのだろう。 

 

 

 

 

 

 

 

 


○白川村の人々の営みについて、写真資料、文章資料を活用して考え、追究する。

 

○「荻町の自然環境を守る会」の人の話をビデオで視聴する中で、地域の発展のために努力している人々の願いや営みのすばらしさを実感する。

 

 

 

 

○本時のまとめを学習ノート

 に書く。

<アー@>

○自分たちの住んでいる岐阜県に対する関心が高まり、岐阜県の地域的特色の調査活動への意欲が高まっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<エーB>

○特色ある地域作りや地域の発展のために努力している人々の営みを理解する。

 

○学習の姿

○学習ノート

・資料提示の際に表情を観察しながら、一人一人の学習意欲をとらえる。

・「合掌づくりのしくみ」「世界遺産に指定された事実」に驚きをもってノートに気付きや思いを書いているかとらえる。

 

 

 

 

○発言内容

・特色ある地域を生み出すのは人々の営みと関連することについて、触れているかどうか分析する。

○郷土への愛着・誇り、地域作り、地域の発展という視点からまとめているかどうか分析する。

○わたしたちの住んでいる岐阜県にも世界遺産に指定された場所があることを驚き・感動をもってとらえられるような資料の提示の工夫をする。

○視聴覚資料の提示によって、より関心を高め追究することができるようにする。

 

 

 

 

 

○「人々の営み」

 「努力や工夫」に目を向けることができるような人物を教材化し、より実感をもって理解できるように、視聴覚資料を提示する。

 

 

 

 

 

○追究し考察したことをもとに、「岐阜県の地域的特色」をとらえる視点を自己決定し、オリジナルガイドマップに表すとともに地域的特色を生み出す要因について考察することができる。

 

テキスト ボックス: 「岐阜県の地域的特色」がみえるオリジナルガイドマップをつくろう。

 

 

 

○岐阜県の地域的特色をとらえる視点や方法について理解したことをノートに整理する。

 

 

 

○オリジナルガイドマップ作成のために、岐阜県をとらえる視点を自己決定し、タイトルをつける。

 

○岐阜県の白地図に、視点をもとにした地域的特色を表す。

 

 

 

 

 

 

○追究し考察したことをもとに、地域的特色を生み出す要因をまとめる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○オリジナルガイドマップ交流会をグループごとに行う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○小単元を通した学習のまとめ、感想を書く。

 

<エー@>

○都道府県規模の地域的特色をとらえる視点や方法について理解している。

 

 

 

<アーB>

○調査し学習した岐阜県の地域的特色をもとに、意欲的にオリジナルガイドマップを製作しようとしている。

 

 

 

 

 

<ウーB>

○岐阜県の地域的特色をまとめるために、追究し考察した過程の中で活用した資料をもとに、役立つ情報を適切に選択し、資料として活用している。

 

 

<ウーC>

・岐阜県の地域的特色を追究した過程や結果を地図にまとめたり、発表したりしている。

 

○学習ノート

・都道府県規模の地域的特色をとらえる視点や方法について確実に定着したかどうかを、的確に整理しているかどうかで分析する。

 

○表情・発言

 ノート

・学習してきた岐阜県の地域的特色の中から、どんな特色をクローズアップして「オリジナルガイドマップ」を作成するのかを、視点やタイトルから判断する。

 

 

 

○オリジナルガイドマップ

・単なる模写になっていないか、自分なりの視点をもって取捨選択して活用しているかどうか、とらえる。

 

 

 

 

 

 

 

○オリジナルガイドマップ

○グループ交流会

・その子なりに根拠のある主題図(オリジナルガイドマップ)になっているかどうかを分析する。

・地域的特色を生み出す要因について、自分なりの言葉で表現し発表しているかをとらえる。

 

○単元学習計画表、学習ノートを参考にさせ、地域的特色をとらえる視点や方法について的確に洗い出せるように促す。

 

 

 

 

○学習ノートを活用させ、「オリジナルガイドマップづくり」のためのキーワードをもとに、自己決定できるように指導・援助する。

○全員が自己決定できたかどう把握する。

 

 

 

 

○今まで活用した地図、分布図の単なる模写にならないように、自分なりの視点、こだわりを明らかにするように指導・助言する。

 

○丹念に個別指導を行い、つまずきに応じた指導・助言を行う。

 

 

○「岐阜県の地域的特色」を自分は「このようにとらえた」また、「地域的特色を生み出す要因はこれだ」と強く主張できるような発言の仕方を事前に指導する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4 単位時間の授業展開例

(1)本時のねらい

  ・伝統工業や工業(地場産業)についての資料を選択・活用して、岐阜県の第二次産業に関する地域的特色を自然条件、社会的条件と関連付けて考察することができる。

(2)本時の位置

   5/8時

(3)展開案

過程

学 習 活 動

評価について

指導・援助

 

つかむ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追究する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめる

○岐阜県の伝統工業、工業(地場産業)の分布図、工業製品の主な生産額の他県との比較グラフをもとに、本時の課題をつくる。

テキスト ボックス: それぞれの地域では、なぜその伝統工業や地場産業が行われているのかを調べよう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


○伝統工業、工業(地場産業)の点から、課題解決のための必要な情報を資料から選択・活用し、追究する。

工業

・紙産業

・美濃焼の陶磁器産業

・刃物

・木工産業

⇒伝統工業を発展させて近代産業として息づいている。

・食品工業

⇒豊富な農産物の生産をもとに発展している。

・岐阜アパレル産業

・プラスチック

⇒中京工業地帯として交通も便利なので発展している。

⇒輸送用機械が多いのは、トヨタの下請け工場などが多いからだ。

 

伝統工業

・岐阜提灯

・美濃和紙

・飛騨春慶

・一位一刀彫

・美濃焼

⇒森林が多く、材料に恵まれている。

⇒飛騨の匠など職人が受け継いできた。

⇒山間のところなので、他の産業が育ちにくい。

⇒美濃焼のさかんな地域では良質の粘土がとれる。

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


○伝統工業、工業(地場産業)の特色を自然条件、社会的条件と関連付けながら、考察する。

・岐阜県の伝統工業は、豊富な自然資源、山地が多いという自然条件を生かしている。

・人々の努力によって、伝統工業が発達して地場産業を発展させてきた。

・名古屋大都市圏に位置するため、社会的条件を生かして、新しい地場産業が発達してきている。

 

 

 

 

 

 

 

○自然条件と伝統工業、社会的条件と工業(地場産業)とを関連付けながら、第二次産業に関する特色をまとめる。

・「匠の文化」という言葉にあらわれているように、自然環境を生かした産業が発達してきた。

・伝統的な産業を生かして地場産業としてさかんにしてきた。

・「森林が多い」という自然環境を生かした産業がさかんなので、岐阜県は全国の中でも、第二次産業就業人口がトップクラスなんだ。

 

○学習計画表をもとに、本時の学びを振り返る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<ウーA>

○岐阜県の第一次産業、および第二次産業の特色をとらえるために、各種統計資料、写真、文章資料、地図などから必要な情報を引き出し、活用している。

 

○学習ノート

発言内容

・各資料の特徴に応じた「資料の読み取り方」を活用して、読み取っているかをとらえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<イーB>

○岐阜県のそれぞれの地域で営まれる第一次産業、および第二次産業(伝統工業、地場産業)がさかんな理由を環境条件や人々の営みなどと関連付けて多面的・多角的に追究し考察している。

 

○学習ノート

 発言内容

・@どんな伝統工業や工業が、Aどんな自然環境の中で、Bどのように他地域と結び付いて、発展してきたかについて、視点をもとに考察しているか、分析する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・資料をもとに、「他県にはない岐阜県の特色を調べたい」という意欲を高めることができるように工夫する。

・生徒の気付き、疑問点をもとに課題設定することで、本時の課題追究への意欲を高めることができるようにする。

・課題解決のための追究の視点を確認する。(伝統工業・工業)

 

○提示資料の活用の仕方、ノートへの記入の仕方を示唆する。

○既習学習と関連付けて追究するように示唆する。

○統計資料、文章資料、写真資料などの資料の特性に応じた読み取り方を作成し、一人一人に確実に身に付くよう指導・援助をする。

・机間指導の中で一人一人の資料読み取り能力に応じた指導・援助を行う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・自然条件、交通などの社会的条件などの既習学習や既習資料を活用して、考察できるように指導・援助する。

・他地域との結び付きをとらえやすいように道路や鉄道、中京工業地帯との関連がわかる地図・資料を提示する。

○関係的にとらえられるような板書の工夫を行う。

@自然条件を生かした伝統工業

A伝統工業をもとに発達した地場産業

B社会的条件を生かした新しい産業

 

 

○本時追究し深めてきたことを立証できる資料を提示することで、より「納得した分かり方」に迫ることができるように指導する。

 

・第二次産業への就業人口が全国でもトップレベルであることをつかませ、本時の学習内容を定着させる。

 

 

 

 

 

○教師がとらえた「本時の学び方のよさ」を価値付け評価する。

 

 


5 評価の実際と個に応じた指導事例

 本単元の評価と、個に応じた指導の事例を以下のようにまとめた。

 「学習活動における具体の評価規準」に照らして、「十分満足できる」状況(A)を実現していると判断した生徒の具体的な状況例、及び「努力を要する」状況(C)と判断した生徒がいる場合の指導の具体的な手だてを示している。

 授業展開の中で、「学習活動における具体の評価規準」に照らして、個の学習状況を把握することに努める。その際、「努力を要する」状況と判断した生徒に対して、学習状況に応じた指導の手だてを講じて、基礎的・基本的な内容の定着を図る。それとあわせて、「十分満足できる」状況と判断できる生徒の姿が実現されることをめざして、指導・援助に努めていく。

 

観点

学習活動における   具体の評価規準

「十分満足できる」状況(A)を実現していると判断した生徒の具体的な状況

「努力を要する」状況(C)と判断した生徒への手だて

評価方法

評価するとき

 

関心

意欲

・態度

@自分たちの住んでいる岐阜県に対する関心が高まり、岐阜県の地域的特色の調査活動への意欲が高まっている。

・生活経験をもとにしたり地図帳を活用したりしながら、岐阜県の地域的特色を多面的にとらえ、その内容を学習ノートに複数記入することができている。

 

・白川村の合掌づくりに対する興味をもち、提示資料と既習事項とを関連づけながら、気付きや疑問、思いを自分の言葉で表現できている。

・地図帳を用いて地名や地図記号、絵記号に着目させることを通して、岐阜県の地域的特色について調べようとする意欲を高める。

 

・合掌造りの写真とそのしくみ図を丹念に見ることを通して「すごい」と思ったことを自分の言葉で書くことができるように働きかける。

・話合いの姿、表情の観察

・学習プリント

第1時

 

 

 

 

 

第6時

A岐阜県の自然条件を生かした農業生産に対する関心を高め、それを意欲的に調べようとしている。

・土地利用図、岐阜県の土地の使われ方、農産物の生産額割合のグラフを関連付けながら、岐阜県の農業について調べたいことや気付きを学習ノートに複数書くことができている。

・資料をもとにわかる事実は何かを確かめさせたり、既習の自然条件と関連づけて資料を見させたりすることで、農業に対する興味が高まるように指導する。

・学習プリント

・表情

第3時

 

B調査し学習した岐阜県の地域的特色をもとに、意欲的にオリジナルガイドマップを製作しようとしている。

・学習してきた岐阜県の地域的特色を整理し、より多面的・多角的にオリジナルガイドマップを作成するための構想をもつことができている。

・毎時間の岐阜県の地域的特色のキーワードを列挙させたり、仲間のキーワードを紹介したりする中で、オリジナルガイドマップに表すための岐阜県の地域的特色を自己決定できるように援助する。

・表情・発言

・学習ノート

第7時

 

思考

判断

@岐阜県の地理的事象から、課題を見いだし、都道府県の地域的特色をとらえる視点や方法を考察している。

・調べる視点の分類にこだわって、地域的特色をとらえる視点と方法を整理し、より具体的に考察することができている。

・岐阜県の地域的特色をとらえることができる視点を考えた上で、どのように分類するかを比較検討することで、視点と方法について整理できるように援助する。

・学習ノート

 

第1時

A各地域の形成を、自然条件ととともに歴史的経過を踏まえて考察している。

・岐阜県を「飛騨地方」と「美濃地方」とに二分できる要因を、資料を活用して、自然環境、歴史的経過の両面からとらえることができている。

・「飛山濃水」の言葉の意味を地形とともに考えるように働きかけると同時に、昔の日本地図を提示し、歴史的経過についてもとらえられるよう援助する。

・学習ノート

第2時

B岐阜県のそれぞれの地域で営まれる第一次産業、および第二次産業(伝統工業、地場産業)がさかんな理由を環境条件や人々の営みなどと関連付けて多面的・多角的に追究し考察している。

・人々の営み、狭い耕地を利用する工夫、交通条件などの社会的条件と関連付けながら岐阜県の農業の特色を、より多面的・多角的に考察している。

 

 

・@どのような伝統工業や工業が、Aどのような自然環境の中で、Bどのように他地域と結び付いて、発展してきたかについて、追究した視点をもとに多面的・多角的に考察している。

・「同じ品種のトマトを全く違う気候の場所でも生産できたのはなぜか」という視点をもって、考察するように援助する。また、「集約的農業」という言葉の意味を具体的に補足説明する。

・自然条件と伝統工業、社会的条件と地場産業とを結び付けて特色をとらえるように示唆するとともに、地図を活用して考察するように指導する。

・学習ノート

・発言内容

第4時

 

 

 

 

 

 

第5時

 

技能

表現

@岐阜県の自然環境をとらえるために、景観写真、地形図、雨温図などから必要な情報を引き出し、活用している。

・景観写真、地形図、雨温図から資料の特性を十分に生かしながら、岐阜県の自然環境をとらえるために必要な情報を引き出し、ノートに書くことができている。

・景観写真、地形図、雨温図などの資料の読み取り方から、つまずきを把握し、個に応じて、各資料の着眼点を指導する。

・学習ノート

・発言内容

第2時

A岐阜県の第一次産業、および第二次産業の特色をとらえるために、各種統計資料、写真、文章資料、地図などから必要な情報を引き出し、活用している。

・課題解決のために、各種資料を十分に活用し、必要な情報を引き出し、それぞれの資料を関連づけながら、岐阜県の第二次産業の特色をノートに書くことができている。

・各種統計資料、文章資料、写真、地図などの資料の読み取り方から、つまずきを把握し、個に応じて、各資料の着眼点を指導する。

・学習ノート

・発言内容

第4時

第5時

B岐阜県の地域的特色をまとめるために、追究し考察した過程の中で活用した資料をもとに、役立つ情報を適切に選択し、資料として活用している。

・オリジナルガイドマップをつくるために、資料から役立つ情報を適切に選択し、資料として活用しているだけでなく、自分から新たな資料や情報を収集しようとしている。

 

・学習ノートをもとに、それぞれの地理的特色にはどのような資料を活用することができるかを選択できるように指導する。

・今までに活用した地図や分布図の単なる模写にならないように、自分なりの視点、こだわりを明らかにするように指導・助言する。

・オリジナルガイドマップ

第7時

第8時

 

 

 

C岐阜県の地域的特色を追究した過程や結果を地図にまとめたり、発表したりしている。

・岐阜県の地域的特色のわかる根拠となる主題図を的確につくり、地域的特色を生み出す要因について考察し、自分なりの言葉でわかりやすく表すことができている。

・今までに活用してきた地図を参考にすることで、自分が表したい地図ははどのように表現したらできるかを考えられるようにする。

・「岐阜県の地域的特色を自分はこのようにとらえた」、また、「地域的特色を生み出す要因はこれだ」と主張できるような発言の仕方について指導する。

・オリジナルガイドマップ

・グループ交流会

第7時

第8時

 

知識

理解

@都道府県規模の地域的特色をとらえる視点や方法について理解している。

・岐阜県の地域的特色をとらえる視点や方法について理解したことを的確に整理することができており、他の都道府県にも一般化できるものとして捉えている。

・単元学習計画表、学習プリントを参考にして、地域的特色をとらえる視点や方法について、確かめるように促す。

・学習ノート

・オリジナルマップ

第7時

A岐阜県では、地域の自然や気候を生かした農業や林業が営まれ、稲作地域、畑作地域、畜産地域、林業地域などの地域形成がなされていることを理解している。

・岐阜県では、「どこの地域で、どんな自然条件を生かして、どんな第一次産業が営まれているか」について、自然条件と産業とを関連付けて的確に理解している。

・地域の特色が形成される要因が理解できるように、@「どこの地域では」、A「どのような自然条件を生かして」、B「どのような第一次産業が営まれているか」という3つの観点から個のつまずきをとらえ、それぞれに応じた指導・助言を与える。

・学習ノート

・発言内容

第3時

B特色ある地域作りや地域の発展のために努力している人々の営みを理解している。

・特色ある地域作りや地域の発展のために努力している人々の営みを十分に理解し、郷土への愛着や誇りという視点から自分なりの思いや考えを書くことができている。

・「人々がそこまで努力するのはなぜか」「この努力や工夫によって、白川村がどのように変わったのか」などと具体的な視点をもって問い返すことで、人々の営みを理解することができるようにする。

・学習プリント

第6時