教科「福祉」の目標
(ア)社会福祉に関する基礎的・基本的な知識と技術を総合的、体験的に習得させ、(イ)社会福祉の理念と意義を理解させるとともに、(ウ)社会福祉に関する諸課題を主体的に解決し、社会福祉の増進に寄与する創造的な能力と実践的な態度を育てる。

(ア)について
 社会福祉に関する知識と技術を総合的、体験的に習得させることをねらいとしてる。高等学校の社会福祉教育においては、基礎的・基本的な内容を重視する。
(イ)について
 社会福祉教育においては、知識と技術の習得にとどまらず、豊かな福祉観を養い、社会福祉関連の職業に従事する者として必要な意識を高めることが必要である。
(ウ)について
 福祉社会の一員として生活上の問題に関心をもち、日々の生活の中でどのように社会福祉や社会保障が関連しているかを学ぶとともに、基本的人権やプライバシーの尊重など自立生活を支援する態度の必要性を重視することを明らかにしている。
 さらに、社会福祉関連の職業に従事する者として、サービス利用者の立場に立った安全で確かなサービスの提供などを創造する能力と実践的な態度を育てることを示している。