第6回全国小学校英語活動実践研究大会 in 岐阜
 平成22年1月29日(金)・30日(土)に、岐阜県で第6回全国小学校英語活動実践研究大会が開催され、講師として、文部科学省から直山 木綿子教科調査官、鹿児島純心女子大学から影浦 攻教授、琉球大学から大城 賢教授、大阪樟蔭女子大学から菅 正隆教授(前文部科学省教科調査官)をお招きして、2日間で全国からのべ約3,000人が結集して、以下の様な日程で小学校における外国語活動の在り方について学びあいました。
1日目 公開授業+研究会
岐阜市立長良東小学校
瑞穂市立生津小学校
大垣市立中川小学校
1日目 公開授業+研究会
文部科学省初等中等教育局長の金森 越哉氏からご祝辞をいただきました。
 講演会では、文部科学省の初等中等教育局の教科調査官の直山木綿子氏に「小学校外国語活動の課題と展望」というタイトルでご講演いただきました。
 直山先生が話された中で、「外国語活動は特別なことではなく、先生が特別扱いすれば、子どもそうなり、やがては、外国語、外国語を話す人を特別扱いをすることにもつながってしまう」ということをお話は心に染み入るものでした。また、小中連携については気持ちの上での連携ではなく、内容であったり、カリキュラムであったり、指導につながる連携を考えるべきであるということを教えていただきました。
分科会では、9つの小学校が実践を発表しました。
第1分科会 テーマ:英語ノートを活用し、コミュニケーションを図る楽しさを体験する外国語活動の在り方
第2分科会 テーマ:学級担任が主体となって進める外国語活動の指導と評価の在り方
第3分科会 テーマ:カリキュラム開発・指導体制の工夫等、小中連携による効果的な指導の在り方
1 福岡県 原田小学校 大田 亜紀 教諭
2 三重県 椿小学校   宮崎 みさ  教諭
3 岐阜県 三郷小学校 可知 裕子 教諭
1 広島県 西城小学校 宮本 信之 教諭
                六原 三枝 教諭
2 茨城県 上総小学校 小島 京子 教諭
3 岐阜県 真桑小学校 安井 春美 教諭
1 宮城県 宮城教育大学附属小学校 
                齋藤 憲子 教諭
2 京都府 山王小学校 山根 茂樹 教諭
3 岐阜県 笠原小学校 勝部 雅   教諭
 菅先生には、小学校段階では、発音や文法などの正しさを重視するのではないことや、音声や基本的な表現に慣れ親しむことの大切など、外国語活動の目的について丁寧に解説していただきました。
長良川国際会議場の中で一番大きな会場であるメインホールが、参加者で2Fまでいっぱいになりました。
全国小学校英語活動実践研究会  http://www.zensyoei.jp/  
 オリジナリティあふれる発表の中に、今後の活動を考える際のヒントがたくさんありました。
 大城先生からは、小学生段階から「コミュニケーションする」ことや「慣れ親しむ」ことが中学校につながるということを、ご自分の中学校での指導経験をもとにご指導いただきました。
ぎふ清流国体、ぎふ清流大会のマスコットキャラクターのミナモちゃんも会場まで応援に来てくれました。
 影浦先生からは、子ども達に早く話しをさせるのではなく、まずはたっぷり聞かせることの必要性についてご指導いただきました。